梅雨の時期はジメジメと蒸し暑くどんよりした気分になりがちです。
体がだるかったり疲れやすかったりと体調不良を訴える人も多いです。
気分も体調もすぐれないと日々の暮らしが非常に辛いものになってしまします。
梅雨の時期の生活をより良いものにするために食べ物に注意を向けてみませんか
体がだるい、体が疲れやすいはなぜ?
体のだるさや疲れやすさは体内に必要な栄養素の不足が原因としてあげられます。
その栄養素は「ビタミンB1」「カリウム」「カルシウム」「鉄分」です。
この栄養素のうちの一つ、または全部が不足すると体がだるくなったり疲れやすくなります。
ジメジメ蒸し暑い梅雨の時期になると汗をたくさんかくようになります。
ビタミンB1、カリウム、カルシウム、鉄分といった栄養素は
水分に溶けやすいため汗をかくと汗とともに体外へ排出されてしまいます。
そして、体のだるさや疲れやすさといった梅雨の時期に起こりやすい体調不良を引き起こす原因となってしまいます。
また、梅雨の時期は雨が多いです。
雨は梅雨前線によってもたらされますが、前線上で低気圧が発達して大雨をもたらすこともあります。
この発達した低気圧によって自律神経のバランスが崩れ、体のだるさの原因になったりもします。
また、人間は日光に当たることでセロトニンと呼ばれる神経伝達物質を作り出します。
梅雨時期の長雨により日光に当たる時間が短くなりセロトニンが不足してしまいます。
こちらも自律神経のバランスの崩れによる、体のだるさの原因となります。
不足によって体のだるさの原因となる栄養素を補給しよう
梅雨の時期は必要な栄養素の不足によって体のだるさを引き起こします。
体調を維持するためには意識して必要な栄養素を摂取する必要があります。
幸いなことに梅雨の時期は不足しがちな栄養素を多く含んだ食べ物が旬を迎える時期でもあります。
ビタミンB1
ビタミンB1が不足すると糖質を上手にエネルギーに変換できなくなります。
そのため疲労物質である乳酸がたまってしまい疲れが溜まりやすくなってしまいます。
グリンピースやえんどう豆、枝豆といった豆類はビタミンB1を多く含んでいます。
旬はグリンピースやえんどう豆は4〜6月ごろ、枝豆は6〜8月ごろに旬を迎えます。
カリウム
カリウムは細胞内の水分量を調整し筋肉の働きをコントロールする働きがあります。
そのため不足すると脱力感を引き起こします。
枝豆はカリウムも多く含んでいます。
また、春に旬を迎えるアスパラガスやニラ、夏に旬を迎える梅やオクラなどもカリウムを多く含みます。
カルシウム
カルシウムには筋肉や神経の働きを正常に保つ働きががあり、不足すると疲れやすくなってしまいます。
カルシウムは普段から積極的に摂取している人も多いと思います。
この時期は排出により不足しがちになるということを意識して摂取しましょう。
鉄分
鉄は赤血球中のヘモグロビンを構成する要素として重要です。
酸素を身体中に運ぶ役目をしているためこれが不足すると疲れやすくなってしまいます。
枝豆は鉄分も多く含んでいるため梅雨の時期に体調不良を起こさないための食べ物としては非常に優秀です。
セロトニン
セロトニンは食べ物から直接摂取することはできません。
セロトニンの材料となる物質を含む食べ物を摂取することで作られます。
チーズなどの乳製品や卵黄、バナナ、大豆などにセロトニンを作る材料が含まれます。
体のだるさや疲れやすさといった体調不良は体調維持に必要な栄養素の不足によって引き起こされる場合があります。
特にジメジメしてどんよりした気分になりやすい梅雨の時期は必要な栄養素をしっかり摂取して
まずは体調を維持するようにこころがけましょう。
健康メモまとめ
梅雨の時期は汗をかきやすいため必要な栄養素が排出されやすいです。
梅雨の時期は日光に当たる時間が短いためセロトニンが不足しがちです。
梅雨の時期に旬を迎える食べ物に必要な栄養素を多く含むものがあります。
排出された栄養素は食べ物でしっかり補給する意識が大切です。