流行は周期的にやってくる感染症。2015年はりんご病の流行期。

2015年はりんご病が流行してきているそうです。

りんご病は4〜6年毎の周期で流行しており、今年はその流行期になりそうとのことです。

そもそもりんご病って?

りんご病は頬が赤くなることで知られる伝染性紅斑です。

発熱や頭痛など風邪のような症状と全身に発疹が出るのが特徴のウイルス性の感染症です。

正式名称を伝染性紅斑といい、ヒトパルボウイルスB19によって感染します。

咳やくしゃみなどの飛沫感染や手を触れるといった接触感染もします。。

りんご病にはワクチンや治療薬が存在しません。。

と言うもの症状が出るときにはウイルスはすでに体の外に出てしまっています。

そのため、抗ウイルス薬を飲んでも効果がありません。

りんご病に感染した場合は痛め止めを飲んだりして症状を和らげ

症状が治まるのを待つだけしか対処方法がありません。

大人は重篤化の恐れがあるので注意

りんご病といえば感染して顔を真っ赤にしている子供が思い浮かぶと思います。

子供の病気というイメージを持っている人が多いと思います。

実は大人も感染し、大人がかかるとより深刻な症状になる可能性があります。

子供の場合は軽く頬が赤くなってすぐ治ってしまうような軽い症状で済むことが多いです。

しかし、大人では全身がむくんで、手足が腫れて、関節の痛みが出て長い場合は1〜2ヶ月続く重篤な症状になる場合もあります。

妊婦の場合は特に妊娠初期で胎児にもウイルスが感染して影響が出ることがあるので特に注意が必要です。

医者の中でもりんご病は一般的に子供の病気と思っている人が多く

頬が赤くなるのが症状であると認識している人が多いようです。

これは子供がかかった場合の症状で大人は違うので注意が必要です。

大人は日焼けしたように全身が真っ赤になって腫れます。

また、関節痛を伴い、手足のしびれが痺れたりもします。

手足の痺れは相当でペットボトルが開けれないほどになることもあるようです。

2015年はりんご病の流行期?

りんご病は4〜6年周期で流行すると言われています。

大人は重篤化する恐れがあるので注意が必要です。

特に妊婦に注意が必要です。

前回の2011年に流行した際はりんご病に胎児まで感染した妊婦69人のうち49人が流産死産となっているそうです。

りんご病のウイルスは赤血球に感染するので赤ちゃんが極度の貧血になり流産してしまいます。

流産の可能性を妊娠の期間別で見てみると20週未満が14%で20週以降は2.3%となっています。

妊娠初期には特に注意が必要です。

ただし、仮にりんご病に感染したとしても奇形等はなく、

通常は治った後に検診等を受けていれば元気な赤ちゃんが生まれるようです。

また、過去にりんご病にかかった人は感染しません。

かかった人は体内に抗体ができるため、それを病院で調べる検査を受けることができます。

ただし、保険適用外なので少し高くなりますが概ね5000円ぐらいまでで調べることができるようです。

りんご病の対策は?

りんご病は飛沫や接触によって感染します。

そのため手洗いやうがいといった一般的な風邪などの予防の対策が有効です。

ただ、一般駅な風邪の対策は冬の間は行うが春になると疎かになりがちです。

りんご病は予防が大切な病気です。

春になっても手洗いうがい等の対策を行いましょう。

健康メモまとめ

りんご病は数年周期で流行期がきます。

子供に比べて大人が感染すると重篤化する恐れがあります。

飛沫や接触によって感染します。

効果的な薬やワクチンが存在しません。

感染しないように予防することが大切です。

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