夏になって気温が高くなると心配になるのが食中毒。
気にしているつもりでも油断できません。
食中毒になったときにはどのように対処すれば良いのでしょうか?
食中毒になったらまずは病院に行く
食中毒はそのままにしておくと重篤化してしまう恐れがあります。
最悪の場合、命を落とす可能性もあります。
食中毒は腹痛や下痢、嘔吐などの症状があります。
「下痢や嘔吐が止まらない」「意識がもうろうとしたり体がフラフラする」「便に血が混じっている」などの症状の場合はすぐに病院に行った方が良さそうです。
病院に行った後は医師の指示に従ってください。
下痢止めを飲んではいけない
基本的には食中毒は病院に行った方が良いです。
夜中だったりで病院に行けない場合もあります。
そんなとき下痢でつらくても下痢止めを飲んではいけません。
体から食中毒の菌を出すために下痢になっています。
それを無理やり止めてしまうと食中毒の菌が体内に止まってしまいます。
菌が体内にとどまると毒素を出し続けてしまいます。
菌を止めてしまうと重篤化する恐れがあり、最悪の場合、命を落としかねません。
つらいかもしれませんが食中毒の菌を出すための下痢ですので
下痢止めで止めないようにしましょう
経口補水液でしっかりと水分を補給する
食中毒で下痢や嘔吐を繰り返すと体から水分が出て行ってしまいます。
下痢や嘔吐を繰り返すと水分以上にミネラルなどの電解質も失われてしまいます。
そのままにしておくと脱水症状になり症状は重篤化してしまいます。
脱水を防ぐためには水分とともにミネラルを補給する必要があります。
水分と同時にミネラルを補給できる飲料は経口補水液とスポーツドリンクがあります。
経口補水液は糖分が少なめで塩分(ミネラル)が多めに作られています。
スポーツドリンクは逆で糖分が多めで塩分(ミネラル)少なめに作られています。
下痢や嘔吐によって水分、ミネラルが失われているときは
経口補水液で補給するのが望ましいです。
ミネラルが不足している状態でミネラル分の少ないスポーツドリンクを飲むと水中毒になってしまう恐れがあります。
食中毒による下痢や嘔吐で脱水にならないためには経口補水液で水分とミネラルを補給しましょう。
経口補水液を自宅で簡単に作ろう
経口補水液はドラッグストアなどで購入することができます。
夜中やしんどくて買いにでれないときなどは
自宅でも簡単に経口補水液を作ることができます。
経口補水液の材料は
「湯冷ましの水 1L」「砂糖 40g」「塩 3g」です。
この濃度の経口補水液であれば弱った胃腸でも
水分や電解質を吸収することができます。
水道水をそのまま使うのではなく湯さましの水を使うのは
塩素の除去や殺菌が目的のようです。
味的に飲みにくいのであればレモン果汁を垂らすなどすれば
飲みやすくなると思います。
食中毒になったときに備えて普段から作る練習をしておくと
いざという時にスムーズに作れるのではないでしょうか。
ちなみに経口補水液は夏の熱中症にも有効なので
夏は練習も兼ねて作ってみてはいかがでしょうか。
健康メモまとめ
食中毒と思われる症状が出た場合は病院に行くようにしましょう。
病院に行けなくても下痢止めを飲んではいけません。
下痢や嘔吐によって水分を失いますので経口補水液で補給しましょう。
経口補水液は自宅で簡単に作れます。
熱中症にも効果がありますので作る練習をしておくのが良さそうです。
熱中症に効果があるわけはこちら(→夏の体調不良の熱中症。予防に塩分が必要なわけとは)