生活習慣病の代表的なものの一つに脂肪肝があります。
そんな脂肪肝の改善にタウリンが効果的があるようですが、本当なんでしょうか?
脂肪肝にはどうしてなるのか
肝臓には食べたものをエネルギーに変えたり、エネルギーを蓄える働きがあります。
そのため過食気味の人は余分なエネルギーが肝臓に蓄えられてしまいます。
これが非アルコール性の脂肪肝です。
また、肝臓にはアルコールや有害物質の解毒の働きもあります。
アルコールが分解されるときに中性脂肪が合成され肝臓に蓄えられます。
これがアルコール性の脂肪肝です。
正常な肝臓には脂肪はわずかしか付いていません。
肝臓の脂肪が病理検査で5%以上、画像検査で30%以上だと脂肪肝と診断されるそうです。
脂肪肝に効果がありそうなタウリンの効能は?
タウリンといえば栄養ドリンクのCMで耳にすることが多いので滋養強壮のイメージがあります。
タウリンの働きについて調べてみました。
・胆汁酸の分泌が促されます。
肝臓から分泌された胆汁酸は脂肪の消化を助けます。
胆汁酸の原料はコレステロールです。
胆汁酸の分泌が促されると血液中のコレステロールが多く使用されます。
タウリンにより胆汁酸の分泌が促されると血液中のコレステロール値さがります。
脂肪肝は肝臓にコレステロールが溜まっています。
タウリンによってコレステロールの使用が増えると脂肪肝改善への効果はありそうです。
・中性脂肪を排出する効果があります。
脂肪肝の肝臓に蓄積されている脂肪の一つが中性脂肪です。
肝臓内に入ったタウリンはまず中性脂肪を除去します。
そして除去した中性脂肪を肝臓から排出する働きをします。
タウリンによって中性脂肪が排出されると脂肪肝への効果はありそうです。
・アルコールの分解を早める効果があります。
人間の体内に入った食べ物は酵素によって消化分解されます。
タウリンにはアルコールを消化分解する酵素を助ける働きがあります。
酵素の働きを助けることでアルコールの分解を早め、肝臓への負担を減らすことができます。
タウリンによってアルコールの分解が早まり肝臓への負担が軽減されます。
ただし、アルコール自体は脂肪肝に良くありませんので、摂取は減らしたほうがよさそうです。
健康メモまとめ
過食やアルコール摂取などの生活習慣は脂肪肝の原因になります。
タウリンの働きは脂肪肝への良い効果を期待できそうです。
脂肪肝は生活習慣が原因ですのでタウリンを摂取しても過食やアルコール摂取が良いというわけではありません。
脂肪肝の改善に効能のあるタウリンを摂取しつつ、過食やアルコールを避けた生活習慣を心がけましょう。
また、脂肪肝は運動によっても改善されることがわかっていますので適度な運動も生活習慣に取り入れましょう。