花粉症と言えば春のスギやヒノキの花粉が一般的です。
天気予報でも花粉情報を教えてくれます。
花粉症は鼻水・鼻詰まり・くしゃみ・目のかゆみと言ったアレルギー反応が出ます。
春ほどではないですが、秋に花粉症で苦しむ人も実は多いです。
意外と知られていませんが、
秋の植物ブタクサはスギやヒノキに次いで
花粉症の患者数が3番目に多いんです。
実は花粉症原因の第3位のブタクサ
秋の花粉症では最も注意すべきはブタクサです。
日本ではスギやヒノキに次いで患者数が多いとされています。
環境省の花粉症環境保健マニュアルによると
ブタクサの花粉症が報告されたのは1961年です。
スギの花粉症が報告されたのはブタクサの2年後の1963年です。
スギやヒノキに比べて一般的ではありませんが、
かなり昔から花粉症が報告されている植物なんです。
ブタクサが生えているのは道路の脇や河原
ブタクサは道路の脇に生えていることが多いです。
また、河原などにも分布しているようです。
道路の脇や河原などで秋に黄色い花を見かけて花粉症の症状が出たら
ブタクサの花粉症が疑われます。
参照wikipedia
ブタクサの原産地は北米で花粉症の猛威が世界に。
ブタクサは北米が原産の植物で
日本には明治時代に入ってきたと言われています。
原産地であるアメリカでは
全人口の5~15%がブタクサの花粉症と言われています。
ヨーロッパでは2050年までにブタクサの花粉の大気中の濃度が
現在の4倍になるという研究報告があります。
この理由は3つあるそうです。
・ブタクサの種子拡散が効率的で分布が広がりやすい。
・二酸化炭素濃度の上昇により植物の成長が促進される。
・土地利用の変化によるブタクサの生息地の拡大
この研究でブタクサの花粉の大気中の濃度が4倍になると言われているのは
ヨーロッパです。
ブタクサはオーストラリアや南米、日本にも侵入していると報告されており、
ヨーロッパ以外の地域でも同じく大気中の花粉濃度が上がるかもしれません。
日本では今はスギ、ヒノキに次ぐ第3位の患者数ですが
将来はもっと多くなって患者数第1位になってしまうかもしれません。
健康メモまとめ
秋の植物ブタクサは花粉症患者数が3位と多いです。
道路の脇や河原に生えている黄色い花の植物には要注意です。
ブタクサの花粉症の猛威は世界中に広がっているの海外でも花粉症の症状が出るかもしれません。
将来にわたって大気中のブタクサの花粉濃度が高くなると見込まれているので
ブタクサの花粉症で悩む人はさらに増えるかもしれません。