日本の夏はジメジメ蒸し暑いです。
特に夏でも靴を履いていると靴の中は蒸れてジメジメがすごいことに。
夏に足がかゆいのはこのジメジメが大好きな菌が原因の水虫かもしれません。
そもそも水虫って?
水虫というのは一般的な呼び名で正確な位置付けは
「白癬菌」が引き起こす皮膚病の一種です。
正確なデータは存在しませんが、皮膚科を受診する人や水虫の薬を合計すると
およそ2000万人の人が水虫になっているといわれています。
日本人の実に6人に1が水虫になっている計算です。
白癬菌は温度が35度以上で湿度が100%の環境を非常に好みます。
ですのでジメジメと蒸し暑くなる梅雨から夏にかけて増殖していきます。
その影響で足がかゆいという症状を訴える人が増えていきます。
水虫の原因を詳しく見ると
夏にかけて足がかゆい一番おおきな原因が白癬菌によるものです。
白癬菌はカビの一種で人の角質層が大好きです。
角質層に含まれるケラチンを栄養素にして棲みつきます。
同じカビの仲間ですがお風呂に発生する「クロカビ」や
食料品に発生する「アオカビ」とは全く違うものです。
こういったカビから水虫になることはありません。
白癬菌自体が原因で足がかゆいわけではありません。
白癬菌が角質層の奥深くまで侵入しようとすると体の免疫が菌を追い出そうと攻撃します。
この活動が足がかゆい原因になっています。
足がかゆいのは夏の高温多湿のせい
白癬菌はカビの一種で高温多湿を非常に好みます。
特に温度35度以上湿度100%の環境下で多く繁殖します。
日本の夏はジメジメ高温多湿で外の空気も白癬菌の繁殖に適した環境に近いです。
しかしもっと白癬菌の繁殖に適した環境が靴の中です。
夏はただでさえジメジメ高温多湿ですが、靴の中はさらに高温多湿になります。
まさに白癬菌が繁殖する絶好の環境なのです。
水虫というと足がかゆいというイメージがあるのは靴の中が白癬菌の繁殖に
適した環境になりやすいからです。
とくに同じ靴を履き続けるタイプの人は注意が必要です。
夏に足がかゆいのを防ぐために
ジメジメとした高温多湿な環境で白癬菌は繁殖します。
とくに靴の中の高温多湿な環境は白癬菌にとって非常に良い環境です。
夏に足がかゆいのを防ぐには白癬菌の繁殖を抑えることが大切です。
白癬菌は高温多湿な環境を好みますが、逆に風通しがよく湿度の低い環境は苦手です。
ですので足にその環境を作ってあげれば良いことになります。
靴を長時間履き続けると白癬菌は1日たらずで角質に入り込んでしまいます。
これを防ぐために時々靴を脱いで足の風通しをよくすることが大切です。
靴を脱ぐことで足の風通しも良くなり、靴の湿気も溜まりにくくなります。
また5本指の靴下を履くことも足に湿気をためないようにするという点において有効です。
靴は同じ靴を毎日履くと湿気がたまりやすいので1日履いたら1日休ませて
靴の中の湿気を下げることも有効です。
健康メモまとめ
水虫は白癬菌というカビの影響で引き起こされる皮膚病の一種です。
白癬菌はジメジメした高温多湿の環境を好むため梅雨から夏にかけて増殖しやすいです。
靴を履き続けるとジメジメした高温多湿状態になりやすいです。
時々靴を脱いだり靴を休ませるなどして湿度を下げるとカビが繁殖しにくくなり水虫になりにくいです。