秋になると鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみといった
アレルギー症状を訴える人が増加しているようです。
鼻水やくしゃみ、目のかゆみといったアレルギー症状と言えば
花粉症を思い浮かべる人が多いと思います。
秋は花粉症に加えて夏に繁殖したダニの死骸が
ハウスダストとなってアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
家中のさまざまな汚れがハウスダストに
ハウスダストを日本語にすると家のちりやほこり、ゴミです。
ゴミといえばゴミ箱に捨てるような大きめのゴミを想像しますので
ここでいうダストはちりやほこりのことになります。
さらに詳しく見てみると衣類などの繊維のクズ、ペットの毛、花粉、タバコの煙、ダニの死骸やフン、カビ、細菌などのさまざまなものが含まれます。
ハウスダストは非常に小さいため空気中に舞い上がりやすいです。
ペットの毛や花粉、ダニの死がいなど体内に入ると
アレルギー症状やぜんそくを引きおそす原因になる恐れがあります。
アレルギー症状を起こす原因のうち秋の花粉は
ブタクサやヨモギなどがあります。
ブタクサやヨモギの花粉はスギやヒノキと違ってあまり遠くには飛びません。
近くにブタクサやヨモギが咲いていない場合はハウスダストにはなりにくそうです。
秋にアレルギー症状を起こすハウスダストでは
注意すべきはダニの死がいやフンになりそうです。
夏に繁殖したダニは秋に寿命を迎えてハウスダストに
ダニの季節といえば梅雨から夏にかけてです。
梅雨から夏にかけては高温多湿の気候になります。
高温多湿はダニが繁殖しやすい環境です。
梅雨から夏にかけてダニが繁殖します。
ダニの寿命はおよそ3ヶ月ぐらいと言われています。
夏に繁殖したダニが秋になり寿命を迎えます。
ダニの死がいは細かくなり宙を舞いやすくなります。
ダニの死がいはハウスダストとして宙を舞います。
このハウスダストを吸い込むことでアレルギー症状が出てしまいます。
ダニが原因のハウスダストを除去しよう
アレルギー症状を起こさないためには
ハウスダストを吸い込まないようにするのが効果的です。
吸い込まないようにするためにはハウスダストの原因であるダニを
「繁殖させないこと」「除去すること」が大切です。
ダニを繁殖させない
ダニが原因のハウスダストによるアレルギー症状を抑えるためにはダニを繁殖させないことが大切です。
ダニは高温多湿の環境で繁殖します。
具体的には温度が20度、湿度が60%以上の環境です。
梅雨から夏にかけての日本はまさにこの環境になっています。
ダニの繁殖を抑えるために繁殖に適した環境を作らないようにしましょう。
天気の良い日は窓を開けて部屋を換気して湿気が部屋にたまらないようにしたり、
家具は壁と少し隙間を開けておいて空気が通るようにして湿気がたまらないようしましょう。
洗濯物を室内に干すと湿度が高くなるのでエアコンを使うなどして湿度を下げる工夫が必要です。
布団などの寝具は湿気を多く含むためダニが繁殖しやすい環境です。
天気の良い日は布団を干して湿気を除去するようにしましょう。
ダニを除去する
ダニは死んでも死骸がアレルギー症状の原因になります。
死んだダニは除去しなければなりません。
部屋を掃除するホコリなどと一緒にダニも除去することができます。
いきなり掃除機をかけると床に積もっているホコリが掃除機の動きや排気で舞い上がってしまいます。
最初はまずモップで積もったホコリをそっと取り除くのが良いようです。
ダニを繁殖させないために干した布団は取り込んだら1分ほど掃除機をかけて
布団についたダニの死骸などを除去するようにしましょう。
布団を干しているときに布団を叩くと内部からダニの死骸やフンなどが出てくるため
布団は叩かないようにしましょう。
健康メモまとめ
秋のアレルギー症状の原因の一つに
ダニの死骸によるハウスダストがあります。
夏に繁殖したダニは秋に死骸となりハウスダストとなります。
ダニが原因のハウスダストを発生させないためにはダニを
「繁殖させないこと」「助教すること」が大切です。