お父さんが足に水虫の薬を塗っていたり、銭湯に行ったら足がぐじゅぐじゅのおじさんがいたり。。。
夏になると水虫の症状が出る人が多いです。
そんな水虫が感染らない効果的な対策です。
そもそも水虫は伝染るのか
水虫は白癬菌というカビの一種が引き起こす白癬という皮膚病です。
水虫のすべてが白癬ではありませんが、一番代表的なものです。
白癬は梅雨から夏にかけて多く発症する皮膚病です。
白癬菌は温度が35度、湿度が100%の環境で繁殖するカビです。
そのため梅雨から夏にかけては白癬菌が繁殖する環境が整っていると言えます。
よく、バスマットがお父さんと同じだと水虫が伝染るから嫌だとか、
水虫の人のスリッパを使うと水虫が伝染ると言う話を聞きます。
水虫の原因の一つである白癬菌はバスマットやスリッパと言ったものを介して伝染します。
また、白癬菌には3種類いることがわかっています。
ヒトの皮膚が好きな菌は人好性菌、土の中に生息するものは土壌好性菌、動物の毛に生息するものは動物好性菌と呼ばれています。
動物の毛に生息する白癬菌がいるということはペットも水虫になるということです。
そして、ペットの水虫が人間に伝染したり、人間の水虫がペットに伝染することもあります。
つまり水虫の原因の一つである白癬菌は伝染します。
やっぱりバスマットは分けないといけないか
水虫の原因が伝染するならお父さんと同じバスマットを使うのはやめよう
銭湯などで共用のスリッパを使うのはやめよう。
そうすれば白癬菌とは触れないから大丈夫だ。
残念ながらお父さんと同じバスマットを使わなくても白癬菌には触れてしまいます。
脱衣所付近の湿った環境には白癬菌が大量にいます。
たとえばバスマットをよけて足を置いたとしてもその先には白癬菌がいます。
銭湯で共用のスリッパを使わなくても同じく白癬菌には触れてしまいます。
銭湯などの湿った環境には白癬菌が大量に生息しています。
スリッパを履く前にすでに白癬菌がついた状態になっています。
その他、人が裸足になるようなところに白癬菌は必ず生息しています。
水虫の感染の対策として白癬菌に触れないようにするというのは現実的ではありません。
足のかゆみをもたらす水虫の感染を防ぐには
そもそも水虫の原因の一つの白癬菌が皮膚に付いたからと言って必ず水虫が発病するわけではありません。
皮膚に付いた白癬菌を菌が繁殖しやすい環境に長時間置くことで
菌が皮膚内部の角質層まで侵入してきます。
たとえば菌がついた状態で靴を長時間履き続けると発病してしまうかもしれません。
靴の中と言うのは熱と湿気がこもりやすく菌が繁殖しやすい環境になりやすいです。
特に夏は熱も湿気もたまりやすいので注意が必要です。
夏に靴を履いている場合は時々靴を脱いで足の通気性を良くして菌の繁殖を抑えると同時に
靴の熱と湿気を逃がして菌が繁殖しやすい環境を作らないことが大切です。
また、プールや銭湯と言った多くの人が裸足になる環境では菌が付着してしまいます。
その場合、水で洗い流したり濡れたタオルで拭くと付着した菌を落とすことができます。
菌が付着しないようにすることはできないのでついた菌をしっかり落とすことが大切です。
菌が付着することを恐れるのではなくついた菌を落とすことに注意しましょう。
健康メモまとめ
水虫の菌は感染します。
水虫の菌は付着してもすぐに水虫になるわけではありません。
水虫の菌を付着しないようにするのは不可能です。
水虫の菌は水で洗った濡れたタオルで拭くと落とすことができます。