意外と知らない熱中症の30%が夜に発症するわけとは

熱中症といえば日差しがきつくて気温が高いお昼に発症する印象を持っている人が多いと思います。実は熱中症の30%は夜に発症しているという事実があります。

太陽が沈んで気温が下がってくる夜に熱中症になる理由とは・・・?

夜に気温が下がっても室温は下がらないことも

昼に気温が上がって暑いのは太陽の熱のエネルギーによる影響です。

太陽の熱は空気をあたためるので気温が上昇します。

太陽が沈むと太陽から熱のエネルギーが供給されなくなるので空気の温度は下がっていきます。

そのため夜になると気温が下がってきます。

昼間の太陽の熱が温めるのは空気だけではありません。

建物の屋根や壁も温めています。

温められた屋根や壁は材質によって熱を蓄える性質を持っています。

木材などの材質は熱を蓄える性質を持っていません。

そのため屋外とと室内との気温の推移の時間差は起きにくいです。

マンションなどによく使用されているコンクリートは温まりにくく冷めにくい性質です。

屋外と屋内の気温の推移に時間差がおきてしまいます。

太陽が沈んで外の空気の温度が下がっても室内の温度が下がらず暑いままとなります。

室内の温度が高いままで寝ると熱中症の危険性が高まってしまいます。

とくに寝室が最上階で屋根が温められている場合や

西側で太陽が沈むぎりぎりまで壁が温められている場合は

夜になってもなかなか室温が下がらないので注意が必要です。

睡眠時の温度は汗の量に影響を与えます

人は睡眠中にコップ一杯分ほどの汗をかくといわれています。

これは特に暑い状態でもなく一般的な睡眠の状態での発汗の量です。

睡眠時の温度が高いと発汗の量はさらに多くなり500mlほど汗をかく場合もあります。

成人の水分量は約60%、高齢者だと約55%と言われています。

体重が60kgの成人だと約36kgが水分です。

500mlの水分を失うと約1.3%の水分を失ったことになります。

高齢者の場合は体重60kgで約30kgが水分です。

おなじく500mlの水分を失うと約1.7%の水分を失ったことになります。

人間の体は1.5%の水分を失うと体の活動レベルが低下するという報告があります。

喉の渇きを感じるのは1〜2%の水分を失った時と言われています。

睡眠時に温度が高いと気づかぬうちに水分不足から熱中症になる恐れがあります。

とくに高齢者は体の水分量が少なかったり、喉の渇きなどの感覚が鈍くなっていたりと熱中症の発生する危険性が高いので注意が必要です。

睡眠時には発汗で水分を失うという認識を持って水分を補給してから寝るのが望ましいです。

また、すぐに水分を補給できるように枕元に水などを置いておくのも良いと思います。

健康メモまとめ

昼に気温が上がった時、夜に室温が下がらないことがあります。

夜に室温が下がらずに温度が高い状態で寝ると熱中症の危険が増えます。

窓を開けて空気を入れたり冷房を使うなどして睡眠時の温度を下げる工夫で熱中症を予防しましましょう

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