秋の体調不良は気温差による自律神経の乱れが原因に

夏が終わって秋になると暑さが落ち着いて過ごしやすい気候になります。

毎日過ごしやすい気候が続くわけではありません。

特に夏の終わりから秋の初めにかけては残暑もあり気温は安定しません。

日中は日差しが強くて暑くなったかと思えば夜になったら冷え込んだり。

昨日は一日を通して涼しくて過ごしやすかったと思えば今日はとても暑かったり。

一日の中や日々の気温差が大きいのも秋の特徴かもしれません。

気温差が大きくなると自律神経が乱れて体調不良の原因の一つになってしまいます。

気温差で自律神経が乱れると体調不良になりやすい

秋になると天気予報などで気温差が大きくなるので体調不良には気をつけましょうと言うのをよく耳にすると思います。

自律神経は交感神経と副交感神経からなります。

交感神経は活動しているときに優位になる神経で、副交感神経は眠ったり休んだ時に優位になる神経です。

人間の体温は自律神経の働きによって一定に保たれています。

外の気温が高い時は自律神経のうち副交感神経が優位に働いて血管を拡張させて体の熱を放出しようとします。

逆に外の気温が低くなると自律神経のうち交感神経が優位に働いて熱を逃がさないよう血管を収縮させたり、筋収縮により発熱します。

外の気温の変化によって自律神経の交感神経と副交感神経が入れ替わって体温を一定に保とうとします。

自律神経は5℃以上の急激な温度変化への対応が難しいです。

自律神経がうまく対応しないと体温調整がうまく行かなくなってしまいます。

また、自律神経は体温の調整以外にも様々な機能を担っています。

そのため夏は冷房環境とし暑い屋外との環境変化で体調不良になってしまいます。

(→冷房の効きすぎは夏バテの要因に)

急激な温度変化がなくても大きな温度変化が繰り返されると自律神経に負荷がかかります。

かかった負荷が蓄積されると自律神経が乱れて体調不良になってしまいます。

秋は昼と夜の気温差が大きかったり1週間の中での気温差が大きかったりします。

この大きな気温差が繰り返されることで自律神経が乱れて体調不良になってしまいます。

(→秋の残暑バテによる体調不良とは?)

大きな気温差でも自律神経を乱さないためには

夏の場合は冷房を効きすぎにしないなどの温度調整を行えば温度変化を小さくできます。

秋は自然の環境での気温差が大きいので人為的に気温差を調整することは難しそうです。

外の気温の調整は難しいですが、気温に合わせる事で対応することはできます。

自律神経は気温差による体温の変化を抑えるために働いています。

気温が変化した際に、体温が変化しないように気を配りましょう。

効果的なのは着る服を調整することです。

自律神経は一日の中での温度の変化は8℃以上になると負荷がかかると言われています。

服を1枚羽織ることで5℃ぐらいの温度変化を抑えることができるようです。

秋は昼と夜の気温差が10度以上になることも珍しくありません。

服を1枚羽織るだけで気温差が5℃ぐらい相当になり自律神経への負荷を減らすことができそうです。

体温の調整機能が低下していると負荷が小さくても自律神経が乱れてしまいます。

冷暖房に頼った生活は気温の変化が少なくなり体温を調節する機能が低下します。

季節に応じた環境で過ごして体温調節機能を低下させないようにすることも大切です。

といっても夏は暑すぎると熱中症など他の体調不良になる可能性があるので注意が必要です。

筋肉量の低下も体温調節機能の低下の原因になります。

体温の調節には筋肉は重要な働きをしています。

ダイエットなどで過度な食事制限をしていたり、運動不足などで筋肉量が少ないのはよくありません。

運動をして筋肉を付けるようにしましょう。

健康メモまとめ

秋は気温差が大きいので体調不良になりやすいです。

秋の体調不良の原因の一つは大きな気温差の繰り返しによる自律神経の乱れです。

着る服を調整することで気温差を小さく抑えるのと同じような効果があります。

筋肉を付けることで体温調節機能の向上が期待できます。

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